行政書士試験 · 基礎法学
法律用語の入口:要件・効果・原則・例外

長い条文を、条件と結論に分解する
法律の文章は、誰について、どんな条件のとき、どんな効果があるかを分解すると読みやすい。及び・又はの違いと、原則の後に置かれた例外を確認する。
AI制作・根拠照合済みの学習用草稿
2027年度の試験案内・法令基準日は未確定。受験年度の基準日で再照合する。
この疑問に、先に答える
法律に出てくる「及び」と「又は」は、どう読み分けるの?
短答確認日
短い回答
「及び」は事項を並列につなぎ、「又は」は選択の関係を示します。まずA及びBを「AとB」、A又はBを「AかB」と読み、どの語句を結んでいるか確かめます。複数の段階がある場合は「並びに」「若しくは」も手掛かりに、まとまりへ括弧を付けると整理しやすくなります。
以下の条件も合わせて確認してください。適用範囲と根拠は、対応する本文と原典で確かめられます。
あわせて確認する条件
段階のある並列では、小さいまとまりを「及び」、大きいまとまりを「並びに」で結びます。段階のある選択では、一番大きいまとまりを「又は」、それより小さいまとまりを「若しくは」で結びます。
「又は」を、両方に該当する場合は必ず排除するという意味へ一律に読み替えません。参照する公文用法の説明も、「又は」と「及び」の両方の意味を与える場合に「又は」を用いるとしています。
ここでは中野区の公文作成上の用法説明を読み方の参考にしています。その資料自体が、あらゆる法律の具体的な要件や効果を定めるものではありません。実際の条文で結び付きと適用場面を確認します。
原典と対応する本文を見る 1件
- 中野区公文規程施行細目:紛らわしい接続詞の用法
第3・4の接続詞『及び・並びに』『又は・若しくは』の説明
原典確認日
この疑問に、先に答える
法律の文章のどこが要件で、どこが効果なのか分からないときはどう読めばよい?
短答確認日
短い回答
学習上は、まず「誰が、どの条件で、どうなるか」に分けます。ルールを働かせる条件が要件、満たしたときの法的な扱いが効果です。民法5条なら、未成年者の法律行為について同意の原則を読み、同意を欠く場合の取消しと、ただし書などの例外を分けて確かめます。
以下の条件も合わせて確認してください。適用範囲と根拠は、対応する本文と原典で確かめられます。
あわせて確認する条件
本文だけで止めず、ただし書、後の項、関連条文を確認します。5条では単に権利を得る行為等の例外や、処分を許された財産の扱いも読み、適用される範囲を確かめます。
行為時の年齢、同意の有無、行為の内容などの事実を要件と照らします。不明な事実を自分に都合よく補って、条件を満たしたことにしません。
この順番は、民法5条を例にした教材の学習手順です。条文が読解の順序を義務づけている、又は公的機関がこの学習法を推奨した、という説明ではありません。
原典と対応する本文を見る 2件
- 民法:要件・効果・例外を読む具体例
第5条第1~3項
原典確認日
- 民法:未成年者の法律行為
第5条。法的推論の例として使用
原典確認日
この記事でわかること
法律の文章は、誰について、どんな条件のとき、どんな効果があるかを分解すると読みやすい。及び・又はの違いと、原則の後に置かれた例外を確認する。
- 条文の要件と効果を分ける
- 及び・並びにと又は・若しくはの役割を区別する
- ただし書を読み落とさずに事例へ当てはめる
1.誰が・どの条件で・どうなるか

条文を読むときは、主語、要件、効果に分ける。要件はそのルールを働かせる条件、効果は条件を満たしたときの法的な扱い。例えば民法5条では、未成年者が法律行為をするという場面に、法定代理人の同意を必要とする原則を置き、同意を欠く場合は取り消せると定める。用語を覚えるだけでなく、事実が要件に当てはまるかを確かめる習慣をつける。
2.「及び」はつなぐ。「又は」は選ぶ

及び・並びには複数の事項を並列につなぎ、又は・若しくはは選択の関係を示す。段階がある並列は小さいまとまりを及び、大きいまとまりを並びにで結ぶ。段階がある選択は一番大きい選択を又は、それ以外を若しくはで結ぶ。まず括弧を書いて、どの語とどの語が一つのまとまりかを見えるようにするとよい。
3.本文で原則を読み、ただし書で例外を確認

条文の本文で基本ルールをつかんでも、そこで読むのを止めない。『ただし』以降には、そのルールが及ばない場合などが置かれる。民法5条1項本文は未成年者の法律行為に同意を求めるが、ただし書は単に権利を得る、または義務を免れる行為を除く。別の項や関連条文に追加の例外がある場合もあるため、同じ条文の後半と参照先まで確認する。
要点の整理
要点の確認
- 条文は主語→要件→効果に分ける。
- 及び・並びに=並列。又は・若しくは=選択。
- 本文の原則だけで結論を出さず、ただし書・別項・関連条文を確認する。
オリジナル確認問題と解説
過去問論点に基づく確認問題
実際の過去問本文の転載ではありません。理由を考えてから、正解と解説を確認してください。解答を記録する場合は学習アプリで解くこともできます。
問1 · ○か×か
法律の要件とは、一般に、そのルールが働くための条件を指す。
問2 · ○か×か
法令の接続詞『及び』と『又は』は、いつでも同じ意味なので読み替えてよい。
問3 · ○か×か
段階のある選択的接続では、最も大きい選択に『又は』を用い、それより小さい接続に『若しくは』を用いる。
問4 · ○か×か
民法5条1項本文を読めば、同項ただし書を読まなくても、未成年者のあらゆる法律行為に同意が必要だと結論できる。
問5 · ○か×か
選択肢に『必ず』という言葉があれば、条文の内容を確認しなくても必ず誤りと判断できる。
根拠・参考資料
- 民法:要件・効果・例外を読む具体例第5条第1~3項確認日 2026-10-22
- 中野区公文規程施行細目:紛らわしい接続詞の用法第3・4の接続詞『及び・並びに』『又は・若しくは』の説明確認日 2026-10-22
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